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SNS疲れの原因と対処法|調査データと相談先

スマホを置いてリラックスしている様子の写真風イラスト SNS活用術

結論から言うと、SNS疲れは、特別なことではなく、SNSを使う人の中で、一定の割合の人が経験しているものです。民間の調査では、SNS利用者の約45%が、SNSから距離を置きたい、休みたいと感じた経験がある、と報告されています。原因は、情報量の多さ、同じ情報ばかり流れてくること、他人の投稿との比較などが挙げられています。

対処は、「やめる」か「続ける」かの二択ではありません。見る量、見る時間、見る相手を調整することで、無理なく付き合える場合があります。この記事では、総務省の調査と民間調査のデータ、今日からできる対処法、つらさが続くときの公的な相談先を整理しました。

この記事でわかること

  • SNS疲れの実態(調査データ)
  • 疲れを感じやすい場面と、原因の考え方
  • 今日からできる対処法
  • つらさが続くときの相談先
  • よくある質問

SNSの利用状況(総務省の調査)

まず、SNSがどれくらい使われているのかを、総務省の調査で確認します。総務省情報通信政策研究所の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(令和8年6月公表)は、13歳〜79歳の男女1,800人を対象に、令和7年12月1日〜7日に実施されたものです。

主なソーシャルメディア系サービスの利用率(全年代)

サービス 利用率
LINE 92.9%
Instagram 54.8%
X(旧Twitter) 44.7%
Facebook 27.0%
YouTube(動画共有系) 81.5%
TikTok(動画共有系) 36.7%

インターネットの利用時間

報告書によると、全年代の平均利用時間は、平日で183.9分、休日で192.9分(インターネット利用)で、平日・休日とも、テレビ(リアルタイム)視聴の時間を上回っています。また、インターネットの利用項目別では、10代・20代で、「ソーシャルメディアを見る・書く」の平均利用時間が長く、男女別では、女性の方が、男性より長いと報告されています。

SNSに触れる時間が長いほど、情報に触れる量も多くなり、疲れを感じる機会も増えると考えられます。ただし、この調査は、利用時間や利用率を把握するもので、「疲れ」そのものを調べたものではありません。

SNS疲れの実態(民間の調査)

SNS疲れについては、民間の調査会社の公開データがあります。ここでは、クロス・マーケティングの「SNSに関する調査(2026年)意識編」を紹介します(調査手法はインターネットリサーチ、対象は全国の20〜69歳の男女3,000人、調査期間は2026年6月4日〜5日)。公的な統計ではなく、民間のインターネット調査である点には、ご注意ください。

  • SNS利用者のうち、SNSから距離を置きたい、休みたいと感じた経験がある人は、「よくある」11%、「ときどきある」34%で、合計45%
  • 20〜30代の若年層で、多い傾向
  • 疲れを感じる場面の上位は、「情報量が多すぎるとき」(約40%)、「同じような情報ばかり流れてくるとき」(約30%)

年代によって、疲れる場面が異なる

同じ調査では、年代によって、疲れを感じる場面の傾向が異なる、と報告されています。

傾向 疲れを感じる場面の例
若年層ほど多い 他人の投稿を見て気持ちが疲れる、見るのをやめたいのに見続けてしまう、炎上や対立的な投稿を見た、他人と比較してしまう
中高年層ほど多い 広告やおすすめ表示が多い、信用できる情報か判断しにくい

疲れの原因を、整理する

調査データをもとに、原因を整理すると、次の4つに分けて考えられます。

  1. 量:情報が多すぎる。通知が多い
  2. 偏り:同じような情報ばかりが流れてくる。対立的な投稿が目に入る
  3. 比較:他人の投稿を見て、自分と比べてしまう
  4. 習慣:やめたいのに、つい見てしまう

自分が、どれに当てはまるかが分かると、対処の方向が決めやすくなります。

今日からできる対処法

具体的な操作は、アプリやOSによって異なります。ここでは、考え方と、確認する場所を紹介します。

1. 量を減らす:通知と、見る時間を整える

  • 通知を、必要なものだけにする:「いいね」や、おすすめの通知は、オフにしても、困らないことが多いです
  • 見る時間を、決める:朝晩の決まった時間だけにする、寝る前は見ない、など
  • 端末の機能を使う:スマホには、アプリの利用時間を確認・制限できる機能(iPhoneの「スクリーンタイム」、Androidの「Digital Wellbeing」など)がある場合があります。お使いの端末の設定で、確認してください

2. 偏りを減らす:見る相手を選ぶ

  • ミュートや、非表示の機能で、疲れる投稿やアカウントを、見えなくする(相手に通知されない機能がある場合があります。各アプリの案内で確認してください)
  • フォローを、見直す:なんとなくフォローしているアカウントを、整理する
  • キーワードの非表示機能がある場合は、疲れるワードを設定する

3. 比較を減らす:投稿は「一部」と考える

SNSに投稿されるのは、生活の一部で、良い場面が選ばれていることが多くあります。他人の投稿と自分を比べて落ち込んだときは、「一部を見ているだけ」と、思い出してみましょう。

4. 習慣を整える:見る「きっかけ」を減らす

  • ホーム画面から、SNSのアプリを、目立たない場所に移す
  • 寝室に、スマホを持ち込まない
  • 「何のために開くのか」を、一度考える(連絡のため、情報収集のため、など)

5. 距離を置く:一時的に、休む

「やめる」と決めなくても、1日だけ、1週間だけ、アプリを開かないことで、自分の状態が分かることがあります。連絡手段として必要なアプリ(LINEなど)と、見るだけのアプリを、分けて考えると、取り組みやすくなります。

自分の状態を、確かめるチェックリスト

次の項目に、いくつ当てはまるかを、確かめてみましょう(診断ではなく、振り返りのための目安です)。

  • 見るのをやめたいのに、つい、見続けてしまう
  • 他人の投稿を見たあとに、気持ちが沈むことが多い
  • 通知が気になって、他のことに集中できない
  • 寝る前や、夜中にも、SNSを見てしまう
  • 見ていない時間も、SNSのことが頭から離れない

2つ以上、当てはまる場合は、先ほどの対処法のうち、取り組みやすいものを、ひとつだけ、試してみましょう。一度に全部を変えようとしないことが、続けるコツです。

つらさが続くときは

SNS疲れの範囲を超えて、眠れない日が続く、気分の落ち込みが続く、何も手につかないといった状態になったときは、ひとりで抱え込まず、相談してください。

厚生労働省の「まもろうよ こころ」には、悩みを抱えている方のための相談窓口が、まとめられています。電話相談の例として、次のような窓口が紹介されています(受付時間などは、各窓口の案内でご確認ください)。

窓口 連絡先・特徴
#いのちSOS 0120-061-338(24時間・無料)
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間・無料)
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(都道府県により対応時間が異なる)
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(子ども向け・24時間)
チャイルドライン 0120-99-7777(子ども向け・毎日16時〜21時)

このほか、SNS・チャットで相談できる窓口(生きづらびっと、こころのほっとチャット、あなたのいばしょ、など)も、紹介されています。電話が苦手な方は、利用を検討してみてください。

命の危険を感じる、緊急の場合は、110番または119番に連絡してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. SNS疲れは、よくあることですか?

民間の調査(クロス・マーケティング、2026年)では、SNS利用者の約45%が、距離を置きたい、休みたいと感じた経験があると報告されています。特別なことではありません。

Q2. SNSをやめたほうがいいですか?

必ずしも、やめる必要はありません。通知を減らす、見る時間を決める、見る相手を選ぶなど、調整で改善することがあります。仕事や、人間関係に必要な場合は、使い方を変える方法を、試してみてください。

Q3. 子どもが、SNS疲れをしているようです。どうすればいいですか?

責めずに、話を聞くことが大切です。通知や、利用時間のルールを、一緒に決めるのも、方法です。つらさが強い場合は、学校や、子ども向けの相談窓口(24時間子供SOSダイヤルなど)に、相談してください。

Q4. 「情報量が多すぎる」と感じたとき、まず何をすればいいですか?

通知のオフと、フォローの見直しが、取り組みやすい方法です。ミュート機能も、役に立ちます。

Q5. 休んだら、友達との関係が、悪くなりませんか?

連絡手段として必要なアプリは、残し、見るだけのアプリを、休むことも、できます。不安な場合は、「しばらく、見る頻度を減らす」と、伝えておくのも、方法です。

まとめ

  • SNS疲れは、多くの人が経験しているものです。民間調査では、SNS利用者の約45%が、距離を置きたいと感じた経験があるとされています
  • 原因は、量、偏り、比較、習慣に整理できます
  • 対処は、通知を減らす、見る時間を決める、見る相手を選ぶなど、調整から始められます
  • つらさが続くときは、厚生労働省「まもろうよ こころ」に載っている、相談窓口を活用してください

参考にした公的情報・公開データ(2026年10月12日確認)

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