結論から言うと、Slackは、メンバー・情報・ツールを「チャンネル」に集めて、チームで仕事を進めるためのコミュニケーションツールです。公式のクイックスタートガイドでは、「チャンネルはSlackでの作業の基本」と説明されています。個人利用や小さなチームでも使えますが、フリープランでは、メッセージとファイルの履歴が直近90日分に制限され、1年以上経過したデータはすべて削除される点に注意が必要です。
この記事では、Slack公式ヘルプにもとづいて、基本的な画面構成と使い方、フリープランの制限を整理します。
この記事でわかること
- Slackとは何か、画面の基本
- チャンネル・DM・検索の使い方
- フリープランの制限(履歴90日、1年で削除)
- 有料プランからフリープランに切り替えたときの変化
- 公式ヘルプで確認できなかったこと
Slackとは
公式のクイックスタートガイドには、次のように書かれています。
- メンバー、仕事効率化ツール、自動化ツール、コミュニケーションが一つに集まり、チームが最高の仕事を達成できる場所
- 始めるには、デスクトップアプリをダウンロードして、ガイドを見る
- 機能の一部は有料プランが必要。必要に応じて、フリープランの機能の制限事項を確認する
画面の基本
サイドバー
公式ガイドによると、サイドバーでは、次のことができます。
- 参加しているチャンネルにアクセスする
- ダイレクトメッセージ(DM)を開く
- 注意が必要かもしれないアクティビティを確認する
- ブックマークとリマインダーのリストを表示する
サイドバーの主な項目は、ホーム、DM、アクティビティ、ファイルです。「ホーム」では、チャンネルなどの会話にアクセスできます。チャンネルに参加するか、退出するかで、参加する会話を選びます。
チャンネル
- チャンネルは、Slackでの作業の基本
- 業務に必要なメンバー、情報、ツールを1か所に集めて、共通の目的に合わせて業務を整理できる
- チャンネル名をクリックすると、トピックや説明など、詳細が表示される
- 会話のヘッダーのタブから、メッセージ、共有されたファイル、canvasを見られる
- ハドルミーティングを開始して、音声通話やビデオ通話もできる
メッセージフィールド
- 添付ファイル(プラスアイコンから、最近使ったファイルやパソコンのファイルを追加)
- 書式設定
- メンション
- その他
検索・作成・プロフィール
- 検索バー:メッセージ、ファイル、チャンネル、メンバーを探す
- 作成(プラスボタン):新しく何かを作る
- プロフィール写真:プロフィールや環境設定を管理する
ツールと自動化
- ワークフローで、日常的なタスクやプロセスを自動化できる
- Appで、ワークスペースからサードパーティーのサービスに直接アクセスできる
- チャンネルテンプレートも用意されている
フリープランの制限
公式ヘルプ「Slack のフリープランの機能制限」には、有料プランからフリープランに切り替える際の変化が書かれています。
メッセージとファイルの履歴
- フリープランでは、メッセージとファイルの履歴は、直近の90日分に制限される
- ワークスペース内の1年以上経過したデータは、すべて削除される
- アップグレードすると、90日間の制限なしに、メッセージとファイルが表示される
- 注記:2024年8月26日から、1年以上経過したメッセージとファイルを、無料ワークスペースから順次削除している
つまり、「90日より古いものは見えなくなり、1年を過ぎると完全に消える」ということです。大切な情報は、別に保存しておく必要があります。
切り替えると変わる機能
公式ヘルプでは、有料プランからダウングレードすると、次のようになると書かれています。
| 機能 | フリープランでの扱い |
|---|---|
| カスタムセクション | 会話は、チャンネル・DM・スター付きの3つのデフォルトセクションに再編成される |
| ハドルミーティング | DMでの1対1に制限される |
| Slackコネクト | チャンネルは切断され、外部パートナーとの作業はDMでの1対1に限定される |
| ゲストアカウント | すべての既存のゲストアカウントが無効になる |
| canvas | ワークスペースのcanvasは読み取り専用になり、新しいcanvasは作成できない |
| リスト | 読み取り専用になり、新しいリストは作成できない |
| カスタムユーザーグループ | メンバー全員がグループから外され、新しいグループは作成できない |
| シングルサインオン | OAuthまたはSAMLのSSOを設定している場合、メンバーはパスワードを追加する必要がある(Salesforce組織を接続済みのフリープランの企業は、SSOを利用できる) |
| ワークフロービルダー | 既存のワークフローは機能しなくなり、新しいワークフローは作成できない |
これは、有料プランを使っていたワークスペースが切り替えた場合の説明です。最初からフリープランで始めた場合は、これらの機能が使えない状態から始まる、という理解になります。
使い始める前に確認したいこと
ここは、公式ヘルプの内容を踏まえた一般的な整理です。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 履歴を残したいか | フリープランでは、90日より古いものは見えなくなり、1年で削除されるため |
| 外部の人とやりとりするか | Slackコネクトやゲストアカウントは、フリープランでは制限されるため |
| 自動化をしたいか | ワークフローは、フリープランでは使えない(ダウングレード時の説明)ため |
| 会社・学校のワークスペースか | 管理者の設定や社内ルールに従う必要があるため |
公式ヘルプで確認できなかったこと
- 現在の有料プランの料金・プラン名(今回確認したヘルプページには、料金の記載がありません)
- フリープランで、最初から使えない機能の完全な一覧(今回確認したのは、ダウングレード時の変化を示したページです)
- 日本語のサポート対応の範囲
よくある質問(FAQ)
Q1. Slackは無料で使えますか?
フリープランがあります。ただし、履歴は直近90日分に制限され、1年以上経過したデータは削除されるなど、制限があります。
Q2. 90日より古いメッセージは、見られますか?
フリープランでは、見られません。アップグレードすると、90日間の制限なしに表示されると、公式ヘルプに書かれています。
Q3. 1年以上前のデータは、どうなりますか?
ワークスペース内の1年以上経過したデータは、すべて削除されます。
Q4. 外部の取引先と、チャンネルで共同作業できますか?
フリープランでは、Slackコネクトのチャンネルは切断され、DMでの1対1に限定されると、書かれています。
Q5. メンバーを増やすのに、制限はありますか?
今回確認した公式ヘルプには、メンバー数の制限の記載はありませんでした。公式のプランのページでご確認ください。
まとめ
- Slackは、チャンネルを中心に、チームでやりとりを進めるツール
- 画面は、サイドバー(ホーム・DM・アクティビティ・ファイル)、チャンネル、メッセージ欄、検索バーが基本
- フリープランは、履歴が直近90日分、1年以上経過したデータは削除される
- ダウングレード時は、ゲスト・Slackコネクト・ワークフローなどが制限される
- 大切な情報は、別に保存しておく
参考にした公式情報(2026年10月14日確認)
- Slack ヘルプセンター「Slack の使い方 : クイックスタートガイド」:https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/360059928654
- Slack ヘルプセンター「Slack のフリープランの機能制限」:https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/27204752526611

