結論から言うと、NGLは、自分用のリンクをSNSなどで共有して、匿名のメッセージを受け取るアプリです。公式のプライバシーポリシーでは、NGLは、メッセージの送信者の名前やSNSのアカウント名を保存せず、受け取る側などに明らかにすることもできないと説明されています。ただし、送信者のIPアドレスやブラウザの情報にもとづいて、送信者の「属性」を受け取る側に示すことがあること、安全やコンプライアンスのために、法執行機関と情報を共有することがあることも、同じ文書に書かれています。年齢については、プライバシーポリシーでは「13歳未満の利用を想定していない」とされ、App Store日本版の年齢制限は「18+」と表示されています。
この記事では、NGL公式の情報にもとづいて、仕組み、匿名性の範囲、安全対策、年齢制限を整理します。
この記事でわかること
- NGLとは何か、どう使うのか
- 匿名性の範囲(何が保存され、何が示されるのか)
- 不適切なメッセージへの対策(AIモデレーション)
- 年齢制限
- 収集される情報
- 公式の情報で確認できなかったこと
NGLとは
公式のプライバシーポリシーには、仕組みが次のように説明されています。
- NGLは、ユーザーがSNSを通じてメッセージを受け取れるようにするアプリ
- アプリのユーザー(「App User」)がNGLのリンクを生成し、そのリンクを使って、リンクにアクセスできる誰からでもメッセージを募る
- メッセージの送信者がリンクをクリックすると、ユーザーに直接メッセージを送れるURLに移動する
- ユーザーは、メッセージと自分の回答を、自分のSNSアカウントに投稿することもできる(任意)
App Store日本版の説明では、「NGLのリンクをインスタのストーリーなどで共有 → 友達があなたのストーリー上で直接メッセージを送れる → NGLで反応を見られる」という流れが紹介されています。また、ストーリーで遊べる企画(「したことないゲーム」など)も紹介されています。
アプリの基本情報(App Store日本版)は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 無料(アプリ内購入あり) |
| 対応 | iPhoneのみ対応と表示されている |
| 年齢制限 | 18+ |
| 提供元 | NGL Labs, LLC |
匿名性の範囲
プライバシーポリシーの、送信者についての記載は次のとおりです。
- NGLは、メッセージ送信者の名前やSNSのアカウント名を保存せず、受け取る側や第三者に明らかにすることもできない
- ただし、NGLは、送信者のIPアドレスやブラウザのユーザーエージェントにもとづいて、送信者の「属性」を、受け取る側(App User)に示すことがある
- さらに、NGLは、コンプライアンス・安全性・健全性の問題のために、この情報を法執行機関と共有することがある
つまり、名前やアカウント名は保存されないが、「完全に特定されない」と言い切れるわけではないということです。「匿名だから、何を送っても大丈夫」と考えるのは危険です。
不適切なメッセージへの対策
- 公式のプライバシーポリシーには、ユーザーの安全を守るため、「Hive Moderation」などのAIコンテンツモデレーションサービスを利用していると書かれています
- これらのサービスは、ディープラーニングと高度なアルゴリズムを使って、メッセージを審査し、有害な言葉やいじめを除外する
- App Storeの説明でも、「ディープラーニングとルールベースの文字列パターンマッチングで、不快な言葉やいじめをフィルタリングしている」と書かれています
ただし、AIによる除外が、すべての有害なメッセージを防げるとは、公式にも書かれていません。不快なメッセージが届いた場合の、通報やブロックの具体的な方法は、今回確認した範囲では確認できませんでした。
年齢制限
| 出典 | 内容 |
|---|---|
| プライバシーポリシー | 13歳未満の子どもの利用を想定していない。13歳未満から、保護者の同意なく個人情報を収集したと分かった場合は、削除する。地域の法規制によっては、この年齢が13歳より高くなる場合がある |
| App Store日本版 | 年齢制限「18+」 |
13歳という基準と、App Storeの「18+」表示は、表記が異なります。この違いの理由は、今回確認した公式の情報からは分かりません。お子さんが使う場合は、最新の規約とアプリ内の表示を、保護者の方がご確認ください。
収集される情報
プライバシーポリシーには、次のような情報の収集が書かれています。
- アカウント情報:アプリのユーザーが、SNSのアカウント名やプロフィール画像を提供する場合がある
- メッセージ:送信者が、アプリのユーザーに送ったメッセージ
- 問い合わせやフィードバック
- 利用状況の情報
- 自動的に収集される情報:端末のOS・機種・IPアドレス・広告用の識別子・言語設定・おおまかな位置情報(市区町村など)、閲覧したページ・アクセス日時など
App Storeのプライバシー情報には、「購入」「位置情報」「ユーザコンテンツ」「ID」などが、ユーザーのトラッキングに使われる場合があると、デベロッパが示した、と書かれています。
また、プライバシーポリシーには、個人情報を保護する努力はするが、安全性を保証することはできないという趣旨の記載もあります。
使う前に確認したいこと(一般的な考え方)
ここは、公式の情報を踏まえた、一般的な整理です。
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 年齢と保護者の確認 | 13歳未満は想定外、App Storeは18+表示のため |
| 匿名性の範囲 | 名前は保存されないが、IPアドレス等にもとづく属性が示される場合があるため |
| 受け取ったメッセージの扱い | SNSに公開する場合は、相手や第三者の個人情報が含まれていないか確認する |
| 不快なメッセージが届いた場合の対処 | 通報・ブロックの方法を、アプリ内で確認しておく |
| 課金の内容 | アプリ内購入があるため。何が得られるのかを、購入前に確認する |
公式の情報で確認できなかったこと
- 利用規約の本文(今回は、取得できませんでした)
- 通報・ブロック機能の具体的な使い方
- 有料機能(アプリ内購入)の内容と料金
- Android版の詳細(今回確認したのは、App Store日本版です)
よくある質問(FAQ)
Q1. NGLは、本当に匿名ですか?
名前やSNSのアカウント名は、保存されないと書かれています。ただし、IPアドレスやブラウザの情報から、属性が示される場合があることと、法執行機関と情報を共有する場合があることも、書かれています。
Q2. 何歳から使えますか?
プライバシーポリシーでは、13歳未満の利用を想定していないと書かれていて、App Storeの年齢制限は18+です。表記が異なるため、最新の規約をご確認ください。
Q3. 悪口やいじめのメッセージは、防げますか?
AIによるモデレーションを導入していると書かれていますが、すべてを防げるとは書かれていません。
Q4. 無料で使えますか?
App Storeでは「無料」で、アプリ内購入があると表示されています。
Q5. Androidでも使えますか?
今回確認したのは、App Store日本版(iPhone)の記載です。Android版については、公式ストアの表示をご確認ください。
まとめ
- NGLは、リンクを共有して、匿名のメッセージを受け取るアプリ
- 送信者の名前やアカウント名は保存されないが、IPアドレス等から属性が示される場合がある
- AIモデレーションで、有害な言葉やいじめをフィルタリングしているが、すべては防げない
- 年齢は、プライバシーポリシーでは13歳未満を想定外、App Storeは18+
- 利用規約と、有料機能の内容は、利用前に確認する
参考にした公式情報(2026年10月14日確認)
- NGL「Privacy Policy」(最終更新 2024年7月10日):https://ngl.link/privacy-policy/html
- App Store「NGL – anonymous q&a」(日本):https://apps.apple.com/jp/app/ngl-anonymous-q-a/id1596550932

