g 年末年始のSNS・LINE詐欺対策|不在通知やなりすまし - オススメSNSアプリ徹底解説・選び方から使い方まで!

年末年始のSNS・LINE詐欺対策|不在通知やなりすまし

スマートフォンに届いた不審なメッセージを、立ち止まって確認している手元のイメージ SNSトラブル対策

スマートフォンに届いた不審なメッセージを、立ち止まって確認している手元のイメージ

※イメージ画像です(AIにより生成)

結論から言うと、年末年始の詐欺対策は、**「メッセージのリンクは、その場で開かない」「ID・パスワード・カード情報は、メッセージから入力しない」「公式アプリやブックマークから確認する」**の3つが基本です。荷物の受け取り、通販の買い物、年賀状やお年玉、帰省の連絡など、スマホに「それらしいメッセージ」が届きやすい時期だからこそ、手口を先に知っておくと、落ち着いて対処できます。

この記事では、国民生活センター、IPA、フィッシング対策協議会の公開情報をもとに、SNS・LINE・SMSで受け取りやすい手口と、見分け方、対策を整理しました。「年末年始に特に増える」と断定するものではありません。ただ、生活の中で、メッセージを受け取る機会が増える時期に、あらかじめ頭に入れておくためのガイドです。

この記事でわかること

  • よくある手口(不在通知・通販・なりすましなど)
  • 不審なメッセージの見分け方
  • 見分けるための確認のしかた
  • すぐにできる対策
  • だまされたかもしれないときの動き方
  • 家族・高齢の親と共有したいこと

よくある手口

1. 宅配便の「不在通知」を装うSMS

国民生活センターは、宅配便業者を装い、「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました」といった内容のSMSを送り、偽のサイトに誘導する手口に注意を呼びかけています。公開情報では、次のような被害が報告されています。

  • 偽サイトで、不正なアプリをインストールさせられ、スマホが乗っ取られる
  • 乗っ取られたスマホから、同じ内容の偽SMSが、多数送信され、身に覚えのない通信料が発生する
  • 入力したIDやパスワードが、不正利用される(キャリア決済など)

IPAは、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸などをかたる偽サイトが確認され、Androidでは不正アプリのインストール、iPhoneではApple IDなどの入力に誘導する手口があると紹介しています。フィッシング対策協議会のガイドラインでも、宅配便の不在連絡を装うSMSからの誘導が、不正アプリをインストールさせる代表的な手口として示されています。

2. 通販サイト・カード会社などをかたるメッセージ

国民生活センターは、通販サイト、カード会社、宅配便事業者などをかたる偽のSMSやメールについて、「支払い方法に問題がある」「アカウントが停止される」といった、不安をあおる内容で、パスワードやクレジットカード番号などを詐取する手口に、警戒を呼びかけています。

3. 知り合いを装う「なりすまし」

SNSやLINEで、友人や家族を装い、「今、手が離せないから、代わりにギフトカードを買ってほしい」「認証コードを教えて」などと頼む手口があります。アカウントが乗っ取られて、本人になりすまして送られてくる場合もあります。LINEアカウントが乗っ取られたときの対処は、「LINEアカウント乗っ取り対処法 – 安全回復ガイド」を参考にしてください。

4. 懸賞・プレゼント・お年玉を名目にした誘導

「当選しました」「プレゼントが当たりました」「お年玉キャンペーン」などと称して、個人情報の入力や、リンクのクリックを求める手口です。身に覚えのない当選連絡は、まず疑うのが基本です。

5. 偽の公式アカウントやアプリ

公式のアカウントや、アプリに見せかけた、偽物に誘導する手口もあります。フィッシング対策協議会のガイドラインでは、よく利用するサービスは、ブックマークや、正規のアプリからアクセスするよう勧められています。

見分けるポイント

メッセージの内容

怪しいサイン 例
不安をあおる 「アカウントが停止されます」「今日中に確認が必要」
急がせる 「24時間以内に」「至急」
心当たりがない 荷物を頼んでいない、買い物をしていない
個人情報を求める ID、パスワード、カード番号、認証コード
リンクが付いている 短縮URLや、見慣れないドメイン

送信元の確認

  • フィッシング対策協議会のガイドラインでは、SMSの発信者番号表示の確認が示されています。国際網経由のSMSは、フィッシングの可能性を疑い、慎重に行動するよう案内されています
  • 同ガイドラインでは、国税庁や、各配達業者は、SMSによる案内を送信していない例が挙げられており、SMSでの案内そのものを疑う考え方が示されています。各社の公式の案内で、確認してください
  • メッセージ内の、URLのドメイン名と、公式サイトのドメイン名が、一致しているかを確認する

リンクを開く前に

  • 文面を、一度、落ち着いて読む
  • 心当たりがない場合は、リンクを開かない
  • 本当に、荷物や注文があるか、公式アプリや、ブックマークから確認する

すぐにできる対策

対策 内容
リンクを開かない SMS・メール・SNSのメッセージのリンクは、安易に開かない
入力しない メッセージのリンク先で、ID・パスワード・カード情報を入力しない
公式アプリ・ブックマークから確認 荷物の状況や、注文の状況は、公式アプリや、ブックマークから確認する
迷惑SMSのフィルターを使う スマホの機能や、通信事業者のサービスで、迷惑なSMSを遮断する
アプリは、公式ストアから 提供元不明のアプリを、インストールしない。設定で、提供元不明のアプリのインストールを制限する
多要素認証を使う IDとパスワードだけでは、フィッシング対策として十分とは言えない。二段階認証や、パスキーなどを活用する
ログイン通知をオンにする 不審なログインに、早く気づける

多要素認証・パスキー

フィッシング対策協議会のガイドラインでは、IDとパスワード認証だけでは、フィッシング対策として十分とは言えないため、SMS認証やワンタイムパスワードなどの多要素認証を利用することが、有効と示されています。パスキーについては、「SNSのパスキーとは?Google・X・Metaの設定の考え方」で整理しています。

だまされたかもしれないときの動き方

まず、被害を広げない

  1. それ以上、操作しない(入力を続けない、アプリを開かない)
  2. 入力してしまった場合は、そのサービスの公式アプリ・サイトから、パスワードを変更する。同じパスワードを、使い回している他のサービスも変更する
  3. クレジットカード情報を入力した場合は、カード会社に連絡し、利用の停止や、確認を相談する
  4. 不正なアプリを入れてしまった疑いがあるときは、通信を遮断(機内モード)し、アプリを削除する。スマホの初期化が必要になる場合もあるため、通信事業者や、メーカーのサポートに相談する
  5. SNS・LINEのアカウントが乗っ取られた疑いがあるときは、各サービスの公式ヘルプの手順で、対処する

相談先

相談先 内容
警察相談専用電話(#9110) 詐欺や、サイバー犯罪の被害の相談
消費生活センター(188) 消費者トラブルの相談
各サービスの公式サポート アカウントの乗っ取りなど
カード会社・金融機関 不正利用の疑いがあるとき

被害にあったかもしれないときは、恥ずかしがらず、早めに相談してください。早い相談が、被害の拡大を防ぐ助けになります。

家族・高齢の親と共有したいこと

  • 「荷物や、お金の話は、メッセージのリンクを開く前に、家族に相談する」というルールを作る
  • 「本人から」とある連絡でも、お金や、認証コードを求められたら、別の手段(電話など)で、本人に確認する
  • よくある手口を、家族で、話題にしておく
  • スマホの迷惑SMSフィルターや、アプリのインストール制限を、一緒に設定する

詳しい、SNS詐欺の手口は、「SNS詐欺被害の手口と見分け方|騙されないための注意点」も、参考にしてください。

年末年始の前に、確認したいチェックリスト

確認すること OK?
迷惑SMSを遮断する設定をしたか
提供元不明のアプリの、インストールを制限したか
主要なサービスに、二段階認証やパスキーを設定したか
荷物の状況を、公式アプリで確認する習慣をつけたか
よく使うサービスを、ブックマークや、公式アプリに登録したか
同じパスワードの使い回しをやめたか
家族と、相談のルールを決めたか
相談先の電話番号(#9110、188)を、控えたか

よくある質問(FAQ)

Q. 荷物の不在通知のSMSが届きました。本当に、荷物があるかもしれません。

リンクは開かず、宅配業者の公式アプリや、公式サイト(ブックマークなど)から、お荷物の状況を確認してください。心当たりがなければ、無視してください。

Q. リンクを開いてしまいました。何もしていません。

IDやパスワードを入力していなければ、被害が出ていない場合もありますが、不安な場合は、念のため、公式サポートに相談してください。アプリのインストールを求められても、入れないでください。

Q. 知り合いからのLINEで、「ギフトカードを買って」と頼まれました。

アカウントが乗っ取られている可能性があります。別の手段(電話など)で、本人に確認してください。要求には、応じないでください。

Q. 公式を名乗るアカウントから、DMが届きました。

公式アカウントかどうか、プロフィールの認証や、公式サイトからのリンクで、確認してください。DMで、ID・パスワードを求められたら、疑ってください。

Q. 認証コードを聞かれました。教えてもいいですか?

認証コードは、他人に教えてはいけません。家族や、友人を名乗っていても、同様です。

Q. SMSの発信者番号は、信用できますか?

発信者番号は、確認のポイントの一つですが、それだけで、安全と判断するのは危険です。フィッシング対策協議会のガイドラインでは、発信者番号表示の確認が、示されています。内容に不審な点があれば、リンクを開かないでください。

Q. 被害にあったかも、と思ったとき、まず何をすればいいですか?

操作をやめて、パスワードの変更、カード会社への連絡、公式サポートや、相談窓口への連絡を、順に行ってください。

まとめ

  • 荷物・通販・知り合い・懸賞・公式を装った手口に、リンクを開かない、入力しないが基本
  • 荷物の状況は、公式アプリやブックマークから確認する
  • 迷惑SMSのフィルター、アプリのインストール制限、二段階認証・パスキーを活用する
  • 被害にあったかもしれないときは、操作をやめ、パスワードの変更とカード会社への連絡、相談窓口へ
  • 家族とも、手口と、相談のルールを共有する

年末年始は、スマホに届くメッセージも、増える時期です。「いったん、立ち止まる」習慣が、被害を防ぐいちばんの近道です。

参考にした公的情報(2026年10月確認)

関連記事

タイトルとURLをコピーしました