
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、TikTokとYouTubeの保護者向け設定は、**「年齢に合った機能を選ぶ」「利用時間の上限を決める」「親子で話し合ったうえで設定する」**の3つを意識すると、使いやすくなります。TikTokでは「ペアレンタルコントロール(ファミリーペアリング)」、YouTubeでは「ファミリーリンク」や管理対象のお子様のアカウントなど、保護者がお子さんの利用を見守る仕組みが用意されています。
この記事では、公式の発表やヘルプをもとに、年齢別にできることと、設定の前に確認したいことを整理しました。機能の名称や設定の場所は、アプリの更新で変わることがあります。細かな画面操作は、最新の公式ヘルプで確認してください。
この記事でわかること
- TikTokで、保護者ができること
- YouTubeで、年齢別(13歳未満・13歳以上)にできること
- ショート動画の、時間の上限
- 設定の前に、親子で話しておきたいこと
- 設定だけでは防げないこと
TikTokの保護者向け設定
ペアレンタルコントロール(ファミリーペアリング)
TikTokの公式ニュースルームでは、保護者のアカウントとお子さんのアカウントを連携させて、利用を見守る「ペアレンタルコントロール(ファミリーペアリング)」が紹介されています。2025年7月30日の発表では、10代のお子さん向けに、次のような機能が案内されています。
| 機能 | 内容(TikTok公式の発表より) |
|---|---|
| 投稿の通知(テスト中とされる) | お子さんが、動画・ストーリー・写真を、他のユーザーに表示される形で投稿すると、保護者に自動で通知される |
| プライバシー設定の確認 | 16〜17歳は、コンテンツのダウンロードの許可や、デュエット・リミックスの許可を確認できる。13〜15歳は、これらの機能がデフォルトでオフで、変更できない |
| 通報の通知 | お子さんが動画を報告した際に、保護者が通知を受け取れる。報告された具体的な内容は、表示されない |
| 視聴トピックの確認 | お子さんが「トピックを管理」で選んだトピックを確認できる |
| ブロックの管理 | お子さんがブロックした相手を確認できる。保護者が特定のアカウントをブロックできる機能は、今後、グローバルに展開予定とされている |
利用時間などの設定
TikTokの発表では、これまでにも、利用時間の制限、休憩タイム、ダイレクトメッセージ(DM)の受信範囲、検索の制限、コメントできる人の範囲、アカウントの公開範囲などを、保護者が管理できる機能が、紹介されています。日本での現在の提供状況や、細かい仕様は、TikTokの公式ヘルプ・セーフティセンターで、確認してください。この記事では、特定の時間の数値や、設定項目を、断定しません。
連携の流れ
連携は、保護者とお子さんの双方が、操作を行う形式です。具体的な手順は、TikTokのセーフティセンターで確認してください。お子さんが、意図せず連携されたと感じる場合の相談方法も、公式ヘルプに案内がある場合があります。
YouTubeの保護者向け設定
YouTubeは、お子さんの年齢によって、使える仕組みが異なります。
13歳未満
| 項目 | 内容(YouTube・Googleの公式ヘルプより) |
|---|---|
| アカウント | Google ファミリー リンクで作成する、管理対象のお子様のアカウント |
| コンテンツ設定 | 保護者がコンテンツ設定を選び、お子さんが再生できる動画や音楽を制限できる |
| 機能の制限 | 管理対象アカウントでは、利用できる機能、アカウントの初期設定、表示される広告などが、変更される。ライブ配信、投稿、コメント、チャットなどが制限される場合がある |
| YouTube Kids | 13歳未満向けの専用アプリ。ファミリー リンクで設定できる(お住まいの地域で提供されている場合) |
| 利用時間 | ファミリー リンクで、1日の利用時間の上限や、おやすみ時間を設定できる |
13歳以上(主に13〜17歳)
YouTubeの公式ヘルプでは、13歳以上のお子さんは、自分のGoogleアカウントで、YouTubeを利用でき、保護者のアカウントとリンクして、管理対象アカウントにできると説明されています。
| 項目 | 内容(YouTube公式ヘルプより) |
|---|---|
| 同意の仕組み | 管理機能をオンにするには、保護者とお子さんの両方が、リンクに同意する必要がある。どちらからでも開始できる |
| 保護者ができること | お子さんのチャンネルのアクティビティを確認できる。新しい動画の投稿やライブ配信の開始などの通知を、メールで受け取れる |
| 休憩・おやすみ時間の通知 | Digital Wellbeingの通知(休憩・おやすみ時間)を設定できる |
| ショート動画の時間上限 | ショート動画のスクロール時間に、1日の上限を設定できる |
| お子さんの側 | 自分の判断で利用でき、管理機能を「オフ」にすることもできる |
13歳以上の場合、お子さん自身が、管理機能をオフにできる点が、重要です。保護者の一方的な管理ではなく、親子で話し合って、同意のうえで使う仕組みと言えます。
ショート動画の時間制限
YouTubeの公式ヘルプでは、13歳以上、13歳未満のどちらでも、ショート動画のフィードについて、1日の上限を設定できると案内されています。13歳未満の場合は、ファミリー センターで、お子さんのアカウントを選び、「時間管理」から設定する形式です。上限に達すると、その日の残りの時間は、ショート フィードをスクロールできなくなります。画面の名称や、手順は、変更されることがあります。
設定する前に、親子で話しておきたいこと
設定をいきなり行うと、お子さんが、「監視されている」と感じることがあります。次の点を、親子で話しておくと、納得しやすくなります。
| 話しておくこと | 内容の例 |
|---|---|
| なぜ設定するのか | 「危ない目にあってほしくない」という理由を、伝える |
| 何が見えるのか | 保護者が確認できる内容を、正直に伝える |
| 利用時間のルール | 1日の上限、寝る前の使用の取り決めなど |
| 困ったときの約束 | 嫌なメッセージや、動画を見たときは、すぐ相談する |
| 見直す時期 | 年齢に応じて、少しずつ緩める、など |
13歳以上の場合
特に、13歳以上のお子さんは、自分で管理機能をオフにできます。**「禁止」ではなく、「一緒に決める」**姿勢が、続けやすさにつながります。
設定だけでは、防げないこと
保護者向けの設定は、役に立ちますが、万能ではありません。
| 防げないこと | 補足 |
|---|---|
| 保護者の設定外での利用 | 友達の端末、別のアカウント、ブラウザからの利用など |
| 年齢の入力の誤り | 年齢を偽って、アカウントを作ると、年齢に応じた保護が適用されない場合がある |
| 他のアプリでのトラブル | DM、ゲーム、他のSNSなど |
| 情報の公開による被害 | 自分で投稿した写真や情報から、個人が特定されるなど |
| 子どもの気持ちの問題 | 見えないところで、悩んでいても、設定では分からない |
設定とあわせて、「困ったときに、相談しやすい関係」をつくることが、大切です。トラブルが起きたときの対応は、「小学生がSNSトラブルに遭ったら?保護者が取るべき対応手順」を参考にしてください。DiscordなどほかのSNSについては、「保護者が確認したいDiscord安全設定7項目」にもまとめています。
チェックリスト
| 確認すること | OK? |
|---|---|
| お子さんの年齢(13歳未満か、13歳以上か)を確認したか | |
| 使っているアプリ(TikTok・YouTube・YouTube Kids)を確認したか | |
| ファミリーリンクや、ペアレンタルコントロールの設定をしたか | |
| 利用時間の上限を、親子で話し合って決めたか | |
| ショート動画の時間上限を、設定したか | |
| 困ったときに、相談するルールを決めたか | |
| 公開範囲や、DMの設定を、確認したか | |
| 定期的に見直す日を決めたか |
よくある質問(FAQ)
Q. TikTokは、何歳から使えますか?
年齢の条件は、TikTokの利用規約や、公式ヘルプで確認してください。日本では、ペアレンタルコントロールは、13歳以上のお子さんのアカウントと連携する形式として、案内されています。
Q. YouTube Kidsと、YouTubeの管理対象アカウントは、何が違いますか?
YouTube Kidsは、13歳未満向けの専用アプリです。管理対象アカウントは、YouTubeアプリを、保護者の設定のもとで使う方法です。お子さんの年齢や、使い方によって、選び方が変わります。
Q. 設定を、お子さんに内緒で行ってもいいですか?
13歳以上のYouTubeでは、管理機能をオンにするには、保護者とお子さんの両方の同意が必要です。TikTokも、連携の際に、お子さんの操作や承諾が必要な形式です。信頼関係の面からも、事前に話し合うことをおすすめします。
Q. 設定したのに、制限が効いていないようです。
別のアカウントでログインしていたり、ブラウザから利用していたり、アプリのバージョンが古かったりする場合があります。公式ヘルプの確認と、アプリの更新を、試してください。
Q. 見る動画の内容を、すべて確認する必要がありますか?
すべてを確認するのは、難しいです。年齢に合ったコンテンツ設定や、時間の上限を使いながら、定期的に、お子さんと一緒に、見ている動画の話をすることが、現実的です。
Q. ショート動画は、禁止したほうがいいですか?
禁止するかどうかは、家庭の方針によります。YouTubeでは、ショートのフィードに、1日の上限を設定できる機能があります。時間の使い方を、親子で話し合って決める方法が考えられます。
Q. お子さんが、大人のアカウントを使っています。
保護者向けの設定が、適用されない場合があります。お子さん専用のアカウントを作る、年齢に合ったサービスを使う、といった方法を、親子で話し合ってください。
まとめ
- TikTokのペアレンタルコントロールは、投稿・通報の通知、プライバシー設定の確認、ブロックの管理などが、公式の発表で紹介されている
- YouTubeは、13歳未満(ファミリー リンク、YouTube Kids)と13歳以上(保護者とお子さんの双方の同意)で、仕組みが異なる
- ショート動画は、1日の上限を設定できる機能がある
- 設定の前に、理由・見える範囲・ルールを、親子で話し合う
- 設定は万能ではない。困ったときに、相談しやすい関係づくりが、いちばんの土台になる
保護者向けの設定は、「見張るため」ではなく、「安心して使うための補助」と考えると、親子ともに、続けやすくなります。
参考にした公式情報(2026年10月確認)
- TikTok、保護者向けサポートを強化し、家族間のコミュニケーションを促進する「ペアレンタルコントロール」機能の拡充を発表|TikTok Newsroom
- 管理対象のお子様のアカウント(13 歳以上)|YouTube ヘルプ
- 管理対象のお子様のアカウント(13 歳未満)を設定する|YouTube ヘルプ
- Google ファミリー リンク|Google
