g 子どものスマホ設定|スクリーンタイムとファミリーリンクの基本 - オススメSNSアプリ徹底解説・選び方から使い方まで!

子どものスマホ設定|スクリーンタイムとファミリーリンクの基本

リビングのテーブルで、保護者と子どもが一緒にスマートフォンの画面を見ながら話し合っている様子 SNSトラブル対策

リビングのテーブルで、保護者と子どもが一緒にスマートフォンの画面を見ながら話し合っている様子

※イメージ画像です(AIにより生成)

「子どもにスマホを持たせるけれど、使いすぎや変な人との接触が心配」「アプリごとの設定は大変そう」——この記事は、そんな保護者の方のために、スマホ本体の側でできる見守りの設定を、公式の情報から整理したものです。

結論から言うと、iPhoneなら「スクリーンタイム」、Androidなら「ファミリー リンク」を使って、保護者のスマホから、お子さまの利用時間・アプリ・(iPhoneは)連絡相手を管理できます。Appleの公式ページには、スクリーンタイムとペアレンタルコントロールを使うには、ファミリー共有が設定済みで、各ファミリーメンバーがそれぞれ自分のApple Accountを持っている必要があると書かれています。Googleの公式ヘルプにも、ファミリー リンク アプリが必要と書かれています。

この記事でわかること

  • iPhone(スクリーンタイム)でできること
  • Android(ファミリー リンク)でできること
  • 始める前に確認したい条件
  • 携帯電話会社のフィルタリングとの関係
  • 家庭のルールづくり
  • 公式情報で確認できなかったこと

2つの仕組みの違い

項目 iPhone・iPad(Apple) Android(Google)
仕組みの名前 スクリーンタイム、ペアレンタルコントロール ファミリー リンク
始める条件 ファミリー共有が設定済み。各メンバーが自分のApple Accountを持つ。子ども用アカウントを作る 保護者がGoogleアカウントを持つ。子どもがGoogleアカウントを持つ。保護者側はファミリー リンク アプリ(Android 6.0以降、またはiOS 16以降)
管理する側のスマホ 保護者のiPhone・iPad・Mac 保護者のスマホ(Android・iPhone・iPad)
管理される側の端末 子どものiPhone・iPad 子どものAndroid(6.0以降)・Chromebook(ChromeOS 71以降)・対応するFitbit

Googleの公式ヘルプには、iPhoneやiPad、Chromebook以外のパソコンを、ファミリー リンクで管理することはできないと書かれています。つまり、子どもがiPhoneを使う場合はApple、Androidを使う場合はGoogle、と端末に合わせて選ぶことになります。

iPhone・iPad:スクリーンタイムの基本

設定の始め方(Apple)

Appleの公式ページには、次の流れが書かれています。

  1. ファミリー共有を設定し、お子様用のApple Accountを作って、ファミリーグループに接続する
  2. 保護者のデバイスで、[設定]>[ファミリー]>お子様の名前>[スクリーンタイム]をタップし、画面の案内に従ってペアレンタルコントロールを設定する
  3. お子様のスクリーンタイムパスコードは、お子様のデバイスではなく、保護者のデバイスで設定する

また、お子様がご自身のApple Accountを持ち、ほかの家族など誰ともアカウントを共有していないことが重要とも書かれています。

管理できること(Apple)

項目 内容(Appleの公式ページ)
アプリとWebサイト 特定のアプリやWebサイトへのアクセスを許可・ブロックできる。「承認と購入のリクエスト」「ブラウズの承認を求める」で、購入・ダウンロードや新しいWebサイトへのアクセスのたびに、保護者へ承認リクエストが送られる
許可された連絡先 お子様の連絡先リストに誰を含めるかを決め、新しい相手と連絡を取る前に許可を求めるようにできる。新しい相手からメッセージを受け取っても、保護者が承認するまで、お子様はそのメッセージを見られない
許容時間・スケジュール アプリのカテゴリ別(エンターテインメント、ゲーム、ソーシャルメディアなど)に、使える時間を制限できる。登校前・学校の時間・放課後などの時間帯ごとに、使えるアプリを選べる。平日と週末で別のスケジュールも設定できる
コンテンツとプライバシーの制限 ミュージック、Apple TV、ブックなどのコンテンツに年齢制限を設定できる。位置情報の共有などの設定を、お子様がいつ変更できるかも管理できる
コミュニケーションの安全性 ヌード、ゴア、暴力を含むと検出された写真やビデオを、お子様が共有・受信しないよう保護するのに役立つ。Appleが写真やビデオにアクセスすることはない

年齢による初期設定(Apple)

公式ページには、「ブラウズの承認を求める」は13歳未満のお子様に対してデフォルトでオン、「成人向けWebサイトを制限」は18歳未満のお子様に対してデフォルトでオンと書かれています。また、州・国・地域によっては、スクリーンタイム、承認と購入のリクエスト、アプリのコンテンツ制限などを有効にできない場合があるとも書かれています。

OSのバージョンに注意(Apple)

公式ページには、iOS 27、iPadOS 27などでは、スクリーンタイムに新しいペアレンタルコントロールが導入されている。利用するには、ファミリー共有グループのすべてのデバイスで該当するソフトウェアバージョンを使い、保護者側も、ファミリーグループのペアレンタルコントロールをアップデートする必要があると書かれています。すべてのデバイスをアップデートできない場合は、以前のバージョンのスクリーンタイムとペアレンタルコントロールを引き続き使用できるともあります。

画面の項目名や手順が、お使いのバージョンと違って見えることがあります。迷ったら、Appleの公式ページと、お手元の画面を見比べてください(筆者の注意)。

Android:ファミリー リンクの基本

できること(Google)

Googleの公式ヘルプには、保護者がファミリー リンクでできることとして、次の5つが挙げられています。

  • お子様のGoogleアカウントの設定を一部変更する
  • お子様のアプリを管理する(ダウンロード・購入できるアプリの決定、アプリのブロック・許可、アプリの権限の変更)
  • 管理対象のデバイスの利用時間を管理する(おやすみ時間、1日あたりの利用時間の上限、特定のアプリの利用時間の確認)
  • お子様のAndroidデバイスまたは対応するFitbitデバイスの位置情報を確認する
  • Google Playの成人向けコンテンツを制限する

1日の利用時間の上限を設定する(Google)

公式ヘルプの手順は、次のとおりです。

  1. ファミリー リンク アプリを開く
  2. 左上でお子様を選択する
  3. 左下の[利用時間]>[利用時間の制限]をタップする
  4. [1日の利用時間の上限]をオンにし、[1週間のスケジュール]で曜日ごとの時間を入力する

特定の曜日だけ上限をオフにすることもできます。また、ボーナスタイムとして、その日だけ利用時間を増やすこともできます。1日あたりの利用時間の上限は、お子様が使う各AndroidデバイスとChromebookに、それぞれ適用されると書かれています。

アプリをブロックする(Google)

  • [利用時間]>[利用時間の制限]>[アプリの利用制限]で、アプリを選び、[許可済み]と[ブロック中]を切り替える
  • ブロックやブロック解除は、設定してから約5分後、またはデバイスがインターネットに接続されたときに有効になる
  • 一部のアプリは、保護者向け管理ツールの設定やお子様のデバイスの動作に欠かせないため、ブロックできない

購入やダウンロードの承認(Google)

Googleの公式ヘルプには、Google Playで新しいアプリをダウンロードする際や購入する際に、保護者の承認を必須にする設定が書かれています。ただし、ファミリー リンクの購入の承認設定は、Google Playの課金システムが使われた購入にのみ適用されるとも書かれています。

利用できない場合(Google)

公式ヘルプには、国や地域によっては、ファミリー リンクを利用できない場合があると書かれています。

携帯電話会社の「フィルタリング」との関係

スマホ本体の設定とは別に、携帯電話会社が提供するフィルタリングがあります。総務省の公式ページには、次のように書かれています。

  • フィルタリングは、青少年を違法・有害情報との接触から守り、安心して安全にインターネットを利用する手助けをするサービス
  • 携帯電話事業者は、携帯電話インターネット接続サービスの使用者が青少年である場合は、原則としてフィルタリングサービスを提供する義務がある
  • 保護者が青少年のために携帯電話を契約するときは、使用者が青少年である旨を申し出る必要がある
  • スマートフォンは、携帯電話会社のネットワーク経由の接続だけでなく、公衆無線LAN経由や、個々のアプリ経由の通信が行われる。そのため、ネットワーク上のフィルタリングサービスに加えて、フィルタリング機能を持つアプリの利用や、端末でのペアレンタルコントロール設定が必要

つまり、携帯電話会社のフィルタリングと、端末のスクリーンタイム/ファミリー リンクは、役割が違うので、組み合わせて使うという整理になります(総務省の説明の要旨)。

フィルタリングの方式(総務省)

方式 内容(総務省)
ホワイトリスト方式 一定の基準を満たしたサイトだけにアクセスでき、それ以外は制限する方式
ブラックリスト方式 原則すべてのサイトにアクセスできるが、出会い系やギャンブルなど、子どもに有害と思われる特定のサイトだけを制限する方式

携帯電話会社のフィルタリングには、閲覧制限の対象のサイトやアプリについて、保護者が閲覧可能なサイトを個別に設定できる、カスタマイズ機能があるものもあると書かれています。内容は会社ごとに違うため、契約先の案内で確認してください。

設定だけでなく、家庭のルールも

総務省の公式ページには、ペアレンタルコントロールとは、保護者が青少年のライフサイクルを見通して、その発達段階に応じてインターネット利用を適切に管理すること。フィルタリング(カスタマイズを含む)等の技術的措置と、家庭内ルールづくり等の非技術的措置で構成されると書かれています。

また、同じページの調査(2021年4月・2022年5月掲載)のまとめには、次のような記載があります。

  • フィルタリングの利用率は低く、継続的な利用促進のための取組が必要
  • フィルタリングの機能の中でも、特に「アプリ利用制限」「利用時間管理・利用状況通知」の機能を啓発する
  • 青少年トラブルを減らすためには、フィルタリングサービスの導入促進と、家庭内ルールの啓発を共に行うことが効果的

警察庁の「STOP!子供の性被害」のページにも、フィルタリングは、子供に有害な情報を閲覧できなくするプログラムやサービス。ペアレンタルコントロール機能は、子供のインターネットの利用状況を把握したり、安全管理を行ったりする機能と書かれています。

話し合いたいこと(筆者の整理)

以下は、公式の内容をもとにした、筆者の整理(親子で決めておく項目の例)です。

決めること 例
使う時間帯 夜は何時まで。食事中・勉強中はどうするか
使うアプリ 新しいアプリを入れるときは、保護者に相談する
連絡する相手 知らない人からの連絡は、返信せず、保護者に見せる
困ったとき 嫌なことがあったら、すぐに話す。叱らないと約束する
設定の見直し 学年が上がるたびに、いっしょに見直す

設定をこっそり行うより、何のために、何を管理するのかを、お子さんに説明して、いっしょに決めるほうが、納得して使ってもらいやすくなります(一般的な考え方です)。

公式情報で確認できなかったこと

  • 何歳から、どの設定をすべきかという、全国共通の基準(Appleは年齢ごとの初期設定を説明していますが、家庭ごとの適切な設定の基準は書かれていません)
  • スクリーンタイムやファミリー リンクの設定を、お子さんが回避する方法と、その防止策
  • 携帯電話各社のフィルタリングの、現在の料金・機能の違い(総務省のページは、各社の案内ページへのリンクを載せています)
  • 設定によって、お子さんのトラブルがどれだけ減るか

よくある質問(FAQ)

Q1. iPhoneの子どもを、Androidのスマホで管理できますか。

Googleの公式ヘルプには、iPhoneやiPadをファミリー リンクで管理することはできないと書かれています。iPhoneの子どもの管理は、Appleのファミリー共有とスクリーンタイムを使います。保護者のスマホがAndroidでも、iPhoneでも使える仕組みかどうかは、Appleの公式ページには書かれていないため、確認できませんでした。

Q2. 子どもに内緒で設定できますか。

公式ページには、「内緒で設定する」ことについての記載はありません。Googleのヘルプには、お子様のデバイスの[設定]から、現在の「1日の利用時間の上限」を表示できると書かれています(変更には、保護者のログインかアクセスコードが必要)。家庭では、お子さんに説明して設定するほうが安心です(筆者の考え方)。

Q3. 設定すれば、SNSのトラブルは防げますか。

公式ページには、設定によって防げるトラブルの割合は書かれていません。総務省のページには、フィルタリングと家庭内ルールの両方が効果的という趣旨の記載があります。

Q4. 携帯電話会社のフィルタリングも必要ですか。

総務省の公式ページには、スマートフォンでは、ネットワーク上のフィルタリングサービスに加えて、アプリや端末のペアレンタルコントロール設定が必要と書かれています。契約時に、使用者が青少年であることを申し出ることも必要です。

Q5. 一度設定したら、そのままでいいですか。

公式ページには、見直しの頻度は書かれていません。OSのアップデートで、設定の画面や項目が変わることがあります(Appleのページには、新しいバージョンのペアレンタルコントロールが書かれています)。学年が上がるときなどに、お子さんと一緒に見直すことをおすすめします(筆者の考え方)。

まとめ

  • iPhoneは「スクリーンタイム」、Androidは「ファミリー リンク」で、利用時間・アプリを保護者のスマホから管理できる
  • iPhoneの子どもを管理するにはファミリー共有と、子ども用のApple Accountが必要。Androidはファミリー リンク アプリが必要
  • 携帯電話会社のフィルタリングと、端末の設定は、役割が違う。組み合わせて使う
  • 設定と、家庭のルールづくりは、セットで考える

参考にした公的情報・公式情報(2026年10月22日確認)

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