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SNSの著作権OK・NG|拾い画・ライブ動画・歌ってみた・ゲーム実況

木の机の上に置かれた、スマートフォンと開いた白紙のノートとペン SNS活用術

木の机の上に置かれた、スマートフォンと開いた白紙のノートとペン

※イメージ画像です(AIにより生成)

「ネットで見つけた画像をアイコンにしていい?」「推しのライブ動画をSNSに載せたい」「歌ってみたを投稿したい」——SNSでは、他人の作品に関わる場面が、毎日のようにあります。この記事は、文化庁の公式ページをもとに、SNSでの「OK・NG」の考え方を整理したものです。

結論から言うと、ネットにある画像や動画は、ほとんどが誰かの著作物です。文化庁のページには、「ネットに落ちている画像は自由に使ってもいい」という風潮は誤解と書かれています。一方で、権利者が公式ガイドラインなどで許可している範囲なら、楽しめるケースも多いので、「まず公式のルールを確認する」が基本の流れです。

この記事でわかること

  • 文化庁が示す「OK・NG」の考え方(8つの場面のうち、SNSに関係の深い6つ)
  • 総務省が示す、子どもにも関わる著作権・肖像権の注意点
  • 投稿の前に確認すること(筆者の整理)
  • 公式情報で確認できなかったこと

文化庁「著作権、これってOK?NG?」の整理

文化庁の公式ページには、SNSや創作の身近な場面をもとに、著作権の基本的な考え方や例外ルールを解説する全8問のシリーズが載っています。ここでは、SNSに関係の深い6問を整理します(2026年10月22日確認)。

① 推しのライブ動画をSNSに投稿していい?

ポイント 内容(文化庁)
原則 無許可でのライブ動画公開は原則NG
理由 ライブ動画をインターネット上に許可なくアップロード・シェアする行為は、不特定または多数に向けた「自動公衆送信」「送信可能化」にあたり、著作権法第30条第1項の「私的使用のための複製」の範囲を超える
例外 公式アカウントや公式ガイドラインなどで、「撮影・SNS投稿OK」と投稿まで含めて許可されている場合は、その範囲内で楽しめる。「特定の楽曲のみOK」など、条件が細かく決められているケースもある

② 「歌ってみた」で、メロディーや歌詞全文をアップしていい?

文化庁のページには、次のように書かれています。

  • 主要な動画サービスやSNSは、JASRACやNexToneなどの著作権等管理事業者と利用許諾契約を結んでいるため、自分で演奏・歌唱したものであれば、管理楽曲は条件の範囲内でカバー動画を投稿できる場合が多い
  • サービスによっては、メロディーや歌詞全文を含めた動画投稿が可能な場合もある
  • インディペンデントに活動するアーティストの楽曲や海外の楽曲は、管理事業者に管理を委託していないケースもある。その場合は、権利者自身が演奏や歌詞掲載を許可しているかを確認する
  • 「元の音源を使用する」「投稿内容が広告や投げ銭など営利目的を含む」「サービスが利用許諾契約の対象外」の場合は、別途許諾が必要

③ 二次創作がSNSで「盗用」と指摘されてしまった

  • 二次的著作物にあたる場合は、原則として複製権・翻案権の観点から、権利者の許諾が必要。著名な作品では、権利者が二次創作のガイドラインを定めていることが多いので、まず確認する
  • ガイドラインがない場合も、個人的に楽しむ範囲の二次創作は問題ない。ただし、著作者の意思に反する改変は同一性保持権の侵害になる。SNSなどでの公開は私的利用の範囲外になり、公衆送信権を侵害する可能性がある
  • 権利者以外から「盗用」と指摘されても、それだけで刑事上の責任を問われることはない。原則、著作権侵害の告訴ができるのは、権利者のみ

④ ネットで見つけた画像を、SNSやブログのアイコンに使っていい?

ポイント 内容(文化庁)
結論 「拾い画は無断利用OK」は誤解。権利者の意思を確認する
理由 「自動公衆送信」「送信可能化」にあたり、著作権侵害となる可能性がある。「拾い画」のほとんどは誰かの著作物で、権利者がいる
すること 「多くの人がやっているから」「見つからないだろう」と無断利用せず、まず誰の著作物かを調べ、権利者の意思を確認する

⑤ 公園の彫刻や、建物の外側の壁画。写真を撮ってSNSに載せていい?

  • 屋外に恒常的に設置されている美術の著作物は、原則として、撮影や、その写真のSNSへの投稿が可能
  • ただし、ポストカードを作って販売するなど、複製物の販売を目的とした利用などは認められていない
  • 他の法律やマナー、施設管理権による撮影ルールがある場合もある

⑥ 「ゲーム実況」で、実際のゲーム映像を使っていい?

  • ゲームの映像や音楽、キャラクター画像は、ゲーム会社などが著作権を持つ著作物。実際の映像を使った実況動画の公開は、原則として権利者の許諾が必要
  • 多くのゲーム会社は、公式ガイドラインや利用条件を設けて、投稿を認めている場合がある。その場合は、ガイドラインで認められた範囲内で実況できる
  • 「一律で公衆送信権侵害になる」という印象は誤解。ただし、許諾の有無や条件は、ゲーム会社や作品ごとに異なる。事前に公式ガイドラインを確認する

なお、このシリーズには、コスプレ衣装を着た撮影会(第3問)と、100年前の名曲のアレンジ(第4問)もあります。コスプレについては、個人的に楽しむ行為そのものが直ちに著作権侵害になるわけではない。ただし、他のコスプレーヤーを本人の同意なく撮影・SNS掲載すると、肖像権やパブリシティ権の侵害につながるおそれがあると書かれています。

総務省:子どもにも関わる著作権・肖像権

総務省の「インターネットトラブル事例集」(テーマ7「知らずに違法!? 作品画像やイラストのSNS投稿」)には、次のように書かれています。

  • 授業での使用や、個人で楽しむ範囲はOKでも、許可なくネットに公開するのは違法
  • アップロードだけでなく、違法であることを知りながら著作物をダウンロードした場合は、個人で楽しむ範囲でも違法として、2年以下の懲役または200万円以下の罰金(またはその両方)が科せられることがある。営利目的でなくても適用される
  • 自分のSNSのプロフィール欄に有名人の写真を使う、友人の写真や動画を許可なく掲載する、といったことは、肖像権などの侵害にあたる可能性がある
  • 無料で使える曲や画像でも、利用の条件を読み、ルールに従った使い方をする
  • スクリーンショットや画面録画も、撮影禁止のものを公開したり、正規のものではないと知りながらダウンロードしたりすることは違法

「子どもがうっかり」というケースが生じていることも、総務省のページに書かれています。保護者は、お子さんがSNSに載せる前に、一度、いっしょに確認する習慣をつけると安心です(筆者の考え方)。

投稿の前に確認すること(筆者の整理)

以下は、公式ページの内容をもとにした、筆者の整理(投稿前のチェックの例)です。

確認すること 理由
これは誰の作品か(画像・動画・音楽・キャラクターなど) 拾い画のほとんどは、誰かの著作物(文化庁)
公式ガイドラインや、利用条件があるか ライブ動画・二次創作・ゲーム実況は、公式の許可の範囲で楽しめる(文化庁)
自分で作ったものか(撮影・歌唱・演奏) 「歌ってみた」は、自分で歌唱・演奏したものが前提(文化庁)
他人の顔や名前が写っていないか 同意なく載せると、肖像権などの侵害の可能性(総務省・文化庁)
売る・収益化するつもりはないか 営利目的・投げ銭は、別途許諾が必要な場合がある(文化庁)。複製物の販売を目的とした利用は認められていない(文化庁)
投稿先のサービスの規約・ガイドライン サービスごとの契約や条件が異なる(文化庁)

公式情報で確認できなかったこと

  • 個別の画像・動画・楽曲が、OKかNGかの判断(文化庁のページは、考え方を示すもので、すべてのケースを判断するものではありません)
  • 「引用」として使える具体的な要件(今回確認した文化庁の「これってOK?NG?」には、引用の要件は載っていません。文化庁には、別に著作権テキスト等があります)
  • 各SNSの利用規約での、投稿内容の扱いの違い
  • 生成AIで作った画像・動画の、権利関係
  • 権利者への許諾の取り方の具体的な手順

よくある質問(FAQ)

Q1. アイコンに、ネットで見つけたイラストを使っていいですか。

文化庁のページには、「拾い画は無断利用OK」は誤解で、まず誰の著作物かを調べ、権利者の意思を確認することが大切と書かれています。権利者が利用条件を示している場合は、その条件に従います(筆者の補足)。

Q2. ライブの動画を、鍵アカウントで友達にだけ見せるのは?

文化庁のページには、「ファンの友達と共有していい?」という問いに、無許可でのライブ動画公開は原則NGと書かれています。鍵アカウントでの公開の扱いは、今回確認した範囲では、個別に書かれていませんでした。

Q3. 「歌ってみた」は、どこでも投稿できますか。

文化庁のページには、主要な動画サービスやSNSは、JASRACやNexToneと契約している場合が多いが、サービスが契約の対象外の場合や、元の音源を使う場合、営利目的を含む場合は、別途許諾が必要と書かれています。

Q4. 公園の彫刻をバックに自撮りして、投稿していいですか。

文化庁のページには、屋外に恒常的に設置されている美術の著作物は、原則として、撮影やSNSへの投稿が可能と書かれています。施設管理権による撮影ルールなどがある場合もあります。

Q5. ゲーム実況で、公式ガイドラインが見つかりません。

文化庁のページには、実際のゲーム映像を使った実況は原則として権利者の許諾が必要と書かれています。ガイドラインが見つからない場合は、ゲーム会社に問い合わせるなど、確認してから投稿するのが安全です(筆者の考え方)。

まとめ

  • ネットの画像・動画は、ほとんどが誰かの著作物。「拾い画は無断利用OK」は誤解
  • ライブ動画・二次創作・ゲーム実況は、公式の許可やガイドラインの範囲内で
  • 「歌ってみた」は、サービスの契約や、元の音源・営利目的の有無を確認する
  • 他人の顔が写る写真は、肖像権などにも注意
  • 迷ったら、投稿する前に、権利者の公式ガイドラインを確認する

参考にした公的情報(2026年10月22日確認)

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