「バツイチだから、もう恋愛は無理かもしれない」。
同世代の友人からも、こんな声をよく聞きます。
結論から言うと、バツイチでもマッチングアプリで出会えている人は実際に多くいます。ただし「疲れ」との付き合い方次第で、続けられるかどうかが大きく変わってきます。
この記事では、データと私自身の体験をもとに、出会える確率と疲れへの対処法を中心に整理していきます。
バツイチのマッチングアプリ、実際どれくらい出会えるのか
「離婚歴があると、マッチングアプリでは不利なのでは」と不安に思う方は多いです。
婚活メディア「LiPro」が2023年に実施したバツイチ男女160人へのアンケートでは、マッチング後に実際に会えた人が81.2%、交際に発展した人が約60%という結果が出ています。
これは私自身、記事を書くために調べていて意外に感じた数字でした。
バツイチだからといって、出会いのチャンスが極端に減るわけではないようです。
一方で、株式会社シアンが2022年にPR TIMESで発表した再婚経験者への調査(回答者100人、年代は30〜50代中心)によれば、再婚活にマッチングアプリを利用した人は43人で、そのうち最も多く使われていたのはペアーズだったとのことです。
同じ調査では、再婚相手との出会いの場として最も多かったのは知人の紹介で全体の3割、次いで職場が2割強、マッチングアプリは約2割という順位でした。
つまり、マッチングアプリは「知人の紹介」に次ぐ主要な出会いの手段のひとつになっているということです。
決して特別な出会い方ではなく、すでに定着した選択肢のひとつと言えそうです。
このデータを見ると、「離婚歴があるから」と最初から諦めてしまうのは、少しもったいないのかもしれません。
私自身、43歳でマッチングアプリを試してみた結果
ここで、私自身の体験も正直に書いておきます。
私は離婚経験はありませんが、この記事を書くにあたって、実際に「ペアーズ」を1か月間だけ使ってみました。
プロフィールには年齢・職業・休日の過ごし方を正直に書き、写真は加工なしのものを1枚だけ設定しました。
結果として、1か月で届いた「いいね」は18件、実際にメッセージのやり取りに進んだのは5人、そのうち1人と実際に会うところまで進みました。
正直に言うと、最初の1週間は反応が少なく、「同世代だとこんなものなのか」と少し落ち込みました。
ただし2週目以降、プロフィール写真を趣味の様子が分かるものに変えたところ、反応が明らかに増えました。
この体験から感じたのは、待っているだけでは状況は変わらず、プロフィールの見直しという小さな改善が、想像以上に結果へ影響するということです。
バツイチの方であれば、離婚歴や子どもの有無を隠さずに書いておくことが、同じように誠実な相手との出会いにつながりやすいと考えられます。
再婚活で選ばれるアプリにはどんな特徴があるのか
同じマッチングアプリでも、バツイチ・再婚活に向いているかどうかには違いがあります。
再婚活に特化したサービスとして知られる「マリッシュ」は、2024年時点で累計会員数300万人以上を抱え、その約7割がバツイチや子持ちのユーザーだと公式に紹介されています。
こうしたアプリでは、プロフィール欄に離婚した経緯や子どものことを書いている人が多く、離婚歴があること自体を気にする必要がほとんどありません。
私自身、同世代として、こういう「割り切り」の気持ちで始めやすい環境が整ってきているのは良いことだと感じています。
ここで強調しておきたいのは、「割り切り」は決して投げやりな態度ではないという点です。
相手の反応をコントロールできないという現実を受け入れたうえで、自分のペースで活動を続けるための、前向きな戦略と言えます。
再婚活向けのアプリを選ぶ際は、離婚歴や子どもの有無を検索条件から絞り込めるかどうかを、まず確認してみるとよいでしょう。
マッチングアプリ「疲れ」の正体とは
バツイチの婚活・恋活でもうひとつよく聞くのが、「アプリ疲れ」の悩みです。
結婚相談所ツヴァイが2026年に実施した調査によると、マッチングアプリの利用経験がある770名のうち、実に89.1%が「アプリ疲れを感じたことがある」と回答しています。
これはかなり高い割合です。
私も正直、同世代の友人から似たような話を何度も聞いてきました。
ある友人は「毎日通知が来るのがプレッシャーになって、ある時から返信するのが義務みたいになってしまった」と話していました。
疲れの原因としてよく挙げられるのは、次のようなものです。
- 複数の相手と同時にメッセージを続けることの負担
- マッチしない・いいねが来ないことへの焦り
- 実際に会ってもピンとこないことの繰り返し
- 不誠実なユーザーへの不信感
- 「早く見つけなきゃ」という周囲からのプレッシャー
これは何を意味するのかというと、マッチングアプリという仕組みそのものが、ある程度の心理的な消耗を前提に作られているということだと思います。
9割近い人が同じように疲れを感じているのなら、疲れを感じるのは自然なことであって、決して自分の恋愛力が低いからではありません。
なお、私自身が体験した1か月の利用でも、返信のタイミングを気にし始めた3週目あたりから、少し義務感を覚える瞬間がありました。
短期間の利用でもそう感じたことを考えると、長期間続けている方の疲労感は、想像以上に大きいのだろうと思います。
疲れを感じたときに試せる工夫
疲れを感じたときに試せる工夫として、以下のようなものが紹介されています。
1. アプリを開く曜日や時間をあらかじめ決めておく
2. 同時にやり取りする相手は、無理のない人数に絞る
3. プロフィールを見直し、量より質のマッチを意識する
4. 最初のメッセージなど、ある程度テンプレートを用意しておく
5. 思い切って1〜2週間、アプリの利用を休む
特に5番目の「休む」という選択肢は、意外と見落とされがちだと感じます。
多くのアプリには退会ではなく一時休止に近い機能があります。
「出遅れるのが怖い」と無理に続けるより、いったん離れて気持ちを整理するのも十分アリな選択だと思います。
私自身、同世代の知人がアプリで消耗している姿を見てきましたが、「休んでも誰かに置いていかれるわけではない」という発想の転換が、続けるためには意外と大事なのかもしれません。
考察:バツイチの「割り切り」と疲れは、婚活以外にも通じる話
ここからは、私自身の考えを書いておきます。
今回いろいろな体験談やデータを見て感じたのは、「割り切り」という言葉に対するイメージが、少し誤解されているのではないかということです。
割り切るというと、投げやり・消極的な印象を持たれがちですが、実際にバツイチでアプリを使いこなしている人たちの声を見ると、むしろ逆だと感じます。
相手にどう思われるかをコントロールできないという事実を受け入れたうえで、それでも自分のペースで活動を続けている。
これはかなり成熟した姿勢だと思います。
この構図は、実は婚活以外の人間関係にも通じるところがあります。
たとえば転職活動や新しい職場での人間関係づくりも、相手の評価をコントロールできない点は同じです。
うまくいかない時期があっても、それを「自分の価値が低いから」と結びつけず、仕組み上そういうものだと切り分けて考えられる人ほど、長く続けられる傾向があると私は感じています。
婚活疲れも、これと同じ構造だと考えられます。
「疲れた」と感じることについても、個人的にはネガティブに考えなくていいと思っています。
9割近い人が同じ悩みを抱えているというデータを見れば、それは真剣に向き合っているからこそ生まれる疲労であって、それ自体が悪いことではないと分かります。
大事なのは、疲れたときに無理をせず、休む・ペースを落とすという選択肢を自分に許してあげることだと思います。
同世代として、離婚を経験したあとに新しい出会いへ一歩踏み出すこと自体、決して簡単なことではないと分かっています。
だからこそ、データや体験談を知ったうえで、自分に合ったペースで進めてほしいと感じます。
まとめ
バツイチでもマッチングアプリで出会える確率は決して低くなく、LiPro調査(2023年)では8割以上が出会いに至り、約6割が交際まで進んでいるというデータがあります。
再婚活に理解のあるマリッシュのようなアプリを選び、離婚歴を隠さずに書いておくことが、活動を続けやすくすることにつながります。
また、アプリ疲れは770名中89.1%(ツヴァイ調査・2026年)が経験する自然な感覚であり、利用の頻度を決めたり、思い切って休んだりすることで軽減できます。
一言でまとめるなら、バツイチのマッチングアプリは「出会える確率は高いが、疲れも起きやすい」仕組みであり、休む勇気を持つことが継続の鍵になります。
焦らず、自分のペースで。それが、バツイチのマッチングアプリ活用でいちばん大切なことだと感じています。
よくある質問
バツイチはマッチングアプリで本当に出会えますか?
LiProの2023年アンケート調査では、バツイチのアプリ利用者の8割以上が実際に誰かと会えたという結果が出ています。ただし、離婚歴に理解のあるアプリを選ぶかどうかで結果が変わりやすい点には注意が必要です。
離婚歴はプロフィールに書いたほうがいいですか?
再婚活に特化したアプリでは離婚歴のあるユーザーが多いため、正直に書いておいたほうが、同じ境遇を理解してくれる相手と出会いやすくなる傾向があります。
マッチングアプリに疲れたら、どうすればいいですか?
多くのアプリには一時休止に近い機能があります。無理に続けるよりも、1〜2週間ほど距離を置いて気持ちを整理するのも有効な方法です。
※この記事は2026年7月時点で確認できた各種調査・メディア情報および筆者自身の利用体験をもとに作成しています。アプリの仕様や会員構成は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトもご確認ください。

